決定版:年間病害虫カレンダー|美しい庭を保つ「攻め」のスケジュール

植物の成長とともに病害虫も動き出します。このカレンダーを参考に、お庭のパトロールと適切な薬剤散布のタイミングを確認しましょう。

【早見表】季節ごとの注意ポイントと対策

作物、害虫、症状から効く薬剤が調べられるページはここ!

季節 時期 注意すべき病害虫 おすすめの対策アイテム
3月〜5月 アブラムシ、アオムシ、うどんこ病 オルトランDX粒剤(予防)、ベニカX
梅雨 6月〜7月 黒星病、カビ類、ナメクジ ダコニール1000(雨の合間に)
8月〜9月 ハダニ、グンバイムシ、カイガラムシ やさお酢(乾燥対策)、専用殺ダニ剤
10月〜11月 アブラムシ、ヨトウムシ、うどんこ病 ベニカXファインスプレー
12月〜2月 カイガラムシの越冬、土中の害虫 マシン油乳剤、土壌改良材

季節別・重点管理のポイント

【春】3月〜5月:爆発的な繁殖を「水際」で防ぐ

暖かくなると新芽を狙ってアブラムシが爆発的に増えます。バラなどを育てる方にとって天敵のうどんこ病もこの時期から始まります。

対策のコツ:植物の植え付け時や新芽が伸びる前にオルトランDX粒剤を土にまいておきましょう。植物自体に抵抗力を持たせる「予防」が最も効果的です。

【梅雨】6月〜7月:湿度対策と「カビ」の予防

長雨が続くと植物は蒸れて抵抗力が落ち、黒星病や灰色かび病などの「菌」による病気が蔓延します。

対策のコツ:雨の合間の晴れ間に、保護効果の高いダコニール1000を散布しましょう。雨で薬剤が流れないよう、展着剤を併用するのも効果的です。

【夏】8月〜9月:乾燥と高温を好む「微小害虫」

猛暑が続くと水不足で弱った植物にハダニが発生しやすくなります。葉が白っぽくかすれてきたらサインです。

対策のコツ:ハダニは水に弱いため、葉水を与えつつ、初期段階であればやさお酢などの物理的に窒息させるタイプが効果を発揮します。

【秋】10月〜11月:二度目のピークに備える

秋は春と同様に多くの害虫が再び活発になります。特に冬を越すために体力を蓄えようとするヨトウムシなどの食害が目立ちます。

対策のコツ:春に使った薬剤とは異なる系統のベニカXシリーズなどを使用し、薬剤抵抗性を持たせない「ローテーション」を意識しましょう。

「備え」があるから、園芸はもっと楽しくなる

病害虫の被害を目の当たりにしてから対策を練るのは精神的にも負担が大きいものです。「そろそろアブラムシの季節だな」と、カレンダーに合わせて事前に薬剤を準備しておく。この余裕こそが、ガーデニングを長く楽しむ秘訣です。

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