コーヒーカスたい肥でイチゴは育つのか?実験してみた結果

家庭菜園でよく出る「コーヒーカス」。 捨てるのはもったいないけど、本当に肥料になるのか?
今回は実際にたい肥化し、イチゴ栽培に使って検証してみました。

イチゴ栽培タイトル

今回の実験テーマ

テーマはシンプルです。
コーヒーカスたい肥をふんだんに使い、イチゴはしっかり育つのか?
味・収量・病害の観点から検証しました。


コーヒーカスたい肥の作り方

5月からたい肥作りをスタート。材料は以下です。

  • コーヒーカス
  • バークたい肥(同量)
  • 米ぬか
  • 鶏ふん
  • 畑の土(少々)

これらを混ぜ、およそ半年熟成させました。
ただし実際は途中で何度も材料を追加しているため、後半は未分解の部分も含まれています。

コーヒーカスたい肥

コーヒーカスたい肥


苗の植え替え(10月)

10月に畑で増やしていたイチゴ苗を掘り上げ、プランターへ植え替えました。

  • 畑土とコーヒーカスたい肥を1:1で使用
  • 別途、元肥を投入
  • 約40株を用意
実験プランター一覧

実験プランター一覧


同時に行った追加実験

せっかくなので、他の園芸資材の違いによる影響も検証しました。

それぞれ別のプランター(2株植え)に、 1株あたり10gずつ以下の資材を投入。

  • 有機石灰
  • 苦土石灰
  • 骨粉
  • 油粕

それぞれの生育差や影響を観察します。 事前調べでは、これらを一株10gでは障害が出る可能性が大きいとのこと。拮抗作用による微量要素のバランスの偏りや、窒素過多等。

実験プランター

実験プランター


追肥スケジュール

  • 11月:鶏ふんペレット 約5g / 株
  • 12月:鶏ふんペレット 約5g / 株
  • 2月中旬:有機配合肥料 約5g / 株

それ以降は収穫終了まで追肥は行いませんでした。


日常管理

日々の管理は比較的シンプルです。

  • たまに納豆菌培養液を葉面散布
  • 活力剤を適宜投入
  • 土が乾いたらたっぷり潅水
管理

管理


収穫結果

5月第2週あたりから収穫開始。

そこからは、
毎日10から20粒以上の収穫が6月まで継続しました。

収穫期

収穫期


発生したトラブル

病気

灰色かび病が一部で発生しましたが、拡大はせず軽微で済みました。

害獣被害

毎日のように食害が発生。
ネットをかけても効果は薄く、設置した毒餌がすぐなくなったことから、 ネズミの可能性が高いと判断しました。


総括:コーヒーカスたい肥は使えるのか?

結論としては——
「十分実用レベルで使える」結果でした。

  • 大きな実が安定して収穫できた
  • 病害虫の発生は少なめ
  • 例年発生する毛虫も今回は見られず

一方で、

  • 糖度は特別高いわけではない
  • 葉がやや大きく、窒素過多気味の傾向

といった特徴も見られました。

また、コーヒーカスは保水性が高いと言われていますが、 今回はむしろ水切れによる萎れが頻発。
収穫期は毎日の潅水が必須でした。

なお、石灰・骨粉・油粕などの追加実験では、大きな差は確認できず、 油粕のみコバエがやや発生しました。


おまけ:イチゴスイーツにも挑戦

収穫したイチゴでレアチーズケーキを作りました。

初挑戦だったこともあり果汁は控えめにしたのですが、 チーズの風味に少し負け気味…。
もっとイチゴをたっぷり使うべきでした。

それでも味自体はとても美味しく、満足のいく仕上がりでした。

ケーキ

イチゴのレアチーズケーキ


動画はこちら

今回の栽培の様子は動画でもまとめています。
ぜひご覧ください。


検証動画(コーヒーカス100%で花は育つのか!)